こんにちは!ぽん子です。
このブログでは大手メーカーで働く30代一般職が
仕事・お金のこと・勉強など「大手企業ではたらく一般職のリアル」について綴っています。
前回は一般職ってこんな働き方だよというのをお伝えしましたが
今回は大手企業の一般職事情についてお伝えしていきます
楽な仕事、定時退社で低賃金…それ間違いです!
一般職ってどんなイメージがありますか?
低賃金、制服を着て、総合職のサポートで資料作成、あとはちょっとした雑用をこなして定時で退社する…
こんなイメージを持たれている方もいるかと思います
女性社員の定着率が上がったいま、正直なところ中途半端な存在の一般職ではありますが
将来のライフワークバランスを考えると、大手企業であれば
ある程度のお給料を確保しつつやりがいを持って長く働ける、メリットの多い職種なんです
総合職と同程度の賃金をもらえる業種もある
一般職(業務職)であっても、総合職と同じく業種で賃金格差があります
大きく分けて商社>金融>その他の順です
大手商社であれば他業種の総合職と同レベルのお給料をもらえますし、
金融、メーカーでも会社によりますが中小企業総合職と同レベル程度もらえる可能性があります
(年数が経って総合職が昇格してくると越されますが)
責任ある仕事も挑戦できる
業種、部署によって仕事も多岐に渡りますので一概には言えないのが大企業ではありますが
基本はどの部署もデスクワークで営業であっても外回りはありません
筆者の働く日系メーカーでは、部署によりますが上司と一緒に出張(国内外)することもあります
総合職のサポート業務に限らず、数年するとある程度裁量のある仕事もまかされます
総合職ほどはプレッシャーもきつくないですが、数千万規模の決済や海外と関わる機会もありますし、
メーカーであれば製品の担当者として社内外とやり取りすることも有り得ます
本人のやる気と資質さえあれば責任のある仕事をまかせてもらえます
一般職だからサポート業務だけと思っていると、入社後ギャップに苦しむこともあるので
どんな働き方をしたいのか、自分のキャリア観についてよく考えておくことが重要です
会社によってカラーも大きく違うため必ず企業分析をしたうえで
OB・OG訪問などで直接社員と合って雰囲気を知っておくとよいでしょう
内定後、希望の配属先を伝える際にも役立ちます
定時退社できる日ばかりではない
これも業種や部署次第ではありますが…
メーカー勤務の私の周りには毎日定時退社できている一般職ってほぼいません
(各部の庶務課的なところに配属されると定時退社もあります)
無駄に残業してる訳ではないですが、そこそこの業務量のため毎日1~2時間残業することも多いです
その代わり業務を調整して早帰りする日をつくったり、所用で離業したりメリハリをつけて働いています
部署によっては総合職と変わらない忙しさの場合も有り得るので
割に合わないと感じる人もいるかもしれません
長く働ける環境が整っている
制度が整っていて、なおかつ使いやすい
大企業ならではの利点として、フレックスや在宅勤務をしやすいところが挙げられます
また男性の育休も取りやすく、3か月程度はザラで最近は6か月以上取得する人も見かけます
制度があっても使える雰囲気じゃなかったら意味がないですよね?
大企業の場合、仕事さえしっかりしていれば気兼ねなく制度を利用できます
わたし自身子育て中なので、こういった制度に日々助けられています!
不妊治療も経験しているのですが、フレックス勤務制度がなかったら仕事か治療のどちらかを諦めていたと思います
長く働ける環境が整っていると安心感に繋がりますね
細く長く働きやすい
わたしとしては一般職の一番の利点だと思っているのですが、
総合職ほどのノルマもなく、基本プレイヤーのままでいられるためプライベートとの両立がしやすいです
正直、わたしは将来結婚するつもりがないよという場合は
総合職で働くことをおすすめします
なぜなら一般職の真価が発揮されるのは育休復帰後だからです
総合職は幹部候補として採用されていますから、
いずれ幹部職としてマネジメント業務をすることになりますが
まあ、これが忙しい…笑
時短も使ってる場合じゃなくなります
残念ながらいまの日本では、大半の家庭で家事育児のメイン担当は母親です
ですが総合職に”女性だから”という配慮はないので、
男性と肩を並べて働くには仕事だけでなく家庭のこともこなす必要があり
男性以上に頑張らないといけないのが現状です(解せない)
管理職女性で家庭と子育ての両立って相当ハードです
(もっと時代が進んでくれることを願いつつ…!)
総合職よりお給料は少ないですが、
しっかり時短等の制度を利用して余裕も持ちつつ、仕事とプライベートを両立しやすいのは一般職の強みですね
夫の転勤・駐在で会社を辞めなくていい
女性が働き続けたいのに会社を辞めざるを得ない典型的なパターン、
それは夫の遠方への転勤、海外駐在!
一般職に関しては、10年も前は帯同のため仕事を辞めるか、帯同せず日本に残って仕事を続けるかの2択でしたが
ここ数年、特にコロナ禍を経て各企業で変化がありました
夫の転勤や親の介護などの理由で遠方から長期のリモート勤務が許可されるようになったり、
夫の海外駐在に帯同する場合は、一旦退社、もしくは休職したのち
復職を希望する場合は復帰できるようになってきています
会社によっては総合職には以前から適用されていた制度ですが、一般職にも広がりを見せています
選択肢が増えたことで、ひとりひとりの希望するキャリアや家族の都合に合わせられるようになりました
総合職への職種変更の道もある
もしも「一般職として働いてみたけど、総合職として働きたい」と思った場合
どんな選択肢があるでしょうか
もちろん誰でも簡単になれる訳ではないのと、会社によって制度も異なりますが1、
実は一般職として働いてみて資質がある場合は①職種変更の試験を受ける道もあります
ただし、希望してから職種変更するまでに数年かかることと、
担当している業務レベルにも左右されるためあくまで奥の手です
もし庶務を担当している場合は業務が必要レベルに達していないという理由で試験を受けることすら難しくなります
その場合、総合職になるには②第2新卒として転職する方法があります
意外にも入社3年以内に大手総合職(営業が多い)に転職していった同期が複数名いました
最後に、もうこれは自分の意志ではなく完全に運ですが
③会社の方針転換で一般職という職種がなくなり③成り行きで総合職になるパターンです
正直女性社員の定着率が上がってきた昨今、正直中途半端な一般職の扱いについて舵を切る企業もあるため
今後も可能性としては十分有り得ます
職種が突然総合職に切り替わる訳なので、すぐに総合職のような扱いや給与にはなりませんが
頑張れば昇格昇給していきますし、総合職への職種変更を希望する人にはとてもおいしい展開です
- 一般職として昇格した延長線上に総合職の職位がある場合と、試験を受けて途中から総合職になるパターン ↩︎
一般職内定は狭き門
総合職内定はハードルが高いから一般職を受けようと考えたことはありませんか?
大手企業に関しては実は狭き門です
- 一般職(業務職/アソシエイト職)採用をしている企業は減少傾向にある
- 採用人数が総合職に比べ圧倒的に少ない
- 国公立、早慶上智(特に総合商社)、MARCH、関関同立レベルからもエントリーがあり
もはや一般職=女子大出身者ではない
理由としてはこの3つが挙げられます
選考ステップは総合職より少ない場合が多いですが、
企業研究や社員に話を聞いたり事前の対策はしっかりとしておきましょう
もしくは、大手企業子会社や中規模企業の総合職や
金融系のエリア総合職も検討してみることをおすすめします
【まとめ】大手一般職なら長く働ける環境が揃っている
ここまで大手企業の一般職は
「お給料は総合職より少ないけれど、ライフステージが変わっても長く働きやすい環境が整っている」
ことをお伝えしてきましたが
総合職・一般職どちらが良い悪いというものではありません
自分の性格や将来なりたい姿を整理し、
企業分析やOB/OG訪問をしたうえで自分に合った職種を選ぶことが大切です
どんなキャリアを歩むかは女性にとって本当に悩むポイントですよね
もし大手の一般職を目指している/職種選択で迷っている/
いま総合職だけどライフステージが変わり一般職への転職を考えている…といった場合は
一般職のメリットデメリットをお伝えしていくので参考にしていただければ幸いです
ここまでお読みいただきありがとうございました
では!
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